2010年07月29日

中国の列車事情(3)

中国の列車事情B by Sさん
 
前回は、駅の建物に入る際の荷物のX線検査のところまでお話ししましたね。

X線検査が終わると、次は電光掲示板等を見て、自分が行くべき待合室(中国語では「候車室」)を探します。電光掲示板には、列車番号(車号)、発車時刻(開車時間)、その列車の終点駅(開往〜)、列車の遅延状況、待合室番号が一覧表示されています。発車時刻順に表示されていることが多いのでわかりやすいです。待合室は、小さな駅だと1つしかない場合もありますが、少し大きな駅になると複数あります。上海駅には、少なくとも十数か所の待合室がありました。

中国では、電光掲示板で指定された待合室に行くことが非常に重要です。その理由を説明します。中国では、勝手に改札を通ってプラットホーム(中国語では「月台」または「站台」)まで行けないシステムになっていて、列車の発車時刻の10分〜15分前になって初めて改札口を開けてくれます。ちなみに改札口は、待合室の端っこのほうに1ヶ所〜数ヶ所設置されており、改札口の上に電光掲示板があり、現在改札を行なっている列車番号、発車時刻、終点駅、プラットホームのナンバーが表示されます。1つの列車につき、改札口は1ヶ所の場合がほとんどです。ですので、指定された待合室に行かないと、自分の乗りたい列車が表示された改札口を見つけることができないのです。

また、列車の発車時刻の5分ぐらい前には改札を閉め切ってしまい、ホームに行くことができなくなりますので、10分〜15分前ぐらいには改札を通ることができるように待合室で待機しておかれたほうがよいと思います。

改札の際も、上海のような大きな駅の場合は、芋の子を洗うような混雑ぶりです。改札を抜けてからも、ゆっくりしている余裕はありません。まずホームを探し、ホームに到着します。始発駅の場合は列車がすでに待機していますが、列車が長いので、自分が何号車に乗るのかによっては、発車時刻が迫っているのでホームに着いてからも自分の乗る車両を目指して走らなければなりません。始発駅でなくて、列車が待機していない場合は、さらに厄介です。ホームに「この辺りは何号車」という表示がないため、列車がホームに入ってきて停まりつつある時に、自分の乗りたい車両が停まりそうな位置を予想して、そこを目指して走ります。ホームの至る所でお客さんたちが自分の乗りたい車両が停まりそうな位置を目指して走っています。

列車に乗り込むと、自分の席に他人が座っているということが日常茶飯事です。そんな時は「自分の席だから空けてください」と言うと、すんなり席を空けてくれます。その人たちには特に悪気はなく、席が空いていたから座っていたという場合がほとんどです。

また友達と一緒に座席指定した切符でも、番号はつながっているのに、列車に乗り込んでみたら、座席の列が前後になって横に座れないようなこともあります。(切符を売ってくれる人は、そこまで考えてくれていないようです。)そのような場合は、他の乗客と交渉して座席をかわってほしいことを伝えると、結構、快く座席をかわってくれます。
では、今回はこのへんで・・・。
posted by 世華 at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム
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